火を尊ぶゾロアスター教

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ゾロアスター教は古代ペルシアを起源とするる善悪二元論的な宗教です。善悪二元論とは世の中で起きている善と悪の二つに分類されている事を言います。歴史を辿っていくとマニ教がとても有名です。この宗教はとても古い歴史があり紀元前6世紀まで遡ります。この時代にアケメネス朝ペルシアが成立しましたが、このときには既に王家と王国の中枢をなすペルシア人のほとんどが信奉する宗教であったとされています。

その後交易活動をしていたペルシア商人によってアジアや中国にも伝わっていきます。7世紀に入ってくるとインドに移って活動をしていきます。この頃イギリスがアジアに進出してきますが、その影響もあってイギリス東インド会社と関係が深まった歴史もあります。現在の信者は世界中に10万人いると言われています。特にアジア地域に信者が多いですが、その他にも欧米諸国にも信者がいます。10万人なので他の宗教よりも少ない人数で活動をしています。

ゾロアスター教の教えは、善と悪の二元論が用いられますが、善の勝利と優位が確定されている宗教として知られているので一般的には「世界最古の一神教」と言われています。一神教として有名なのがユダヤ教、キリスト教、イスラム教ですが、これらの有名な宗教よりも古いと言われています。一神教ただひとつの神的存在者のみを認めてこれを信仰する宗教ですが、最古の一神教としてとても存在感がある宗教と言えます。この宗教を作ったのがザラスシュトラとされています。ザラスシュトラは前10世紀から前11世紀にかけて活躍した宗教家と言われていて、一番最初に一神教を唱えた人物だと言われています。この考えがユダヤ教、キリスト教に影響を及ぼしました。

ゾロアスター教と密接な関係があるのが「火」です。ここが他の宗教と異なるところですが、火を尊ぶ特徴があります。そのため拝火教と言われていて今でも常に火が灯り続けています。これは光明の神アフラ=マズダを主神とし、聖火を絶やさなかったので現在でも火を尊ぶ傾向があります。現在でもゾロアスター教の全寺院には、ザラスシュトラが点火したといわれる火が絶えることなく燃え続けています。信者は偶像ではなくて炎に向かって礼拝する特徴があります。日本でも行事があると火を使うことが多々ありますが、これもゾロアスター教の影響があると言われています。このように日本でも直接的にも間接的にも日頃から火を尊ぶ特徴がある中で自然と拝火教に似た儀式を行うことがたくさんあるのです。

ゾロアスター教

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