ユダヤ人の民族宗教であるユダヤ教

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ユダヤ教とはどんな宗教なのか

ユダヤ教

ユダヤ教の概要

ユダヤ教はユダヤ人の民族宗教として知られています。ヤハウェを神として崇拝しており、唯一神として崇めているため他の神は認めていません。もともとは選民思想やメシア信仰などが特色でしたが、現在ではメシア思想は少なくなり、中心的な教えや思考とはなっていません。

キリスト教の旧約聖書と同じ書物であるタナハが聖典とされています。なお、ユダヤ教を表すときにはダビデの星が使用され、この紋章は単にこの宗教のシンボルマークというだけでなくユダヤ民族を象徴する印でもあります。正三角形を逆に重ねたヘキサグラム形状でありイスラエル国旗にも採用されています。

同宗教にはいくつかの教派が存在します。どのような宗教でも信徒が増加し規模が大きくなっていくとそれに伴い宗派、教派も増えていく傾向にあります。同宗教においてもそれは例外ではなく、正統派や超正統派、ハシディズム、現代正統派、新正統派などがあります。

また、ほかにも保守派や伝統派、シャブタイ派、改革派、再建派、カライ派、フランク派など実に数多くの教派が存在しているのです。ユダヤの教えはイスラエルとその周辺の宗教と思われがちですが、現在では世界各国に信徒が存在し、欧州やアメリカ、ロシアなどにも大勢います。

ユダヤ教の歴史

ユダヤ教がどのようにして誕生したかということですが、紀元前1280年頃にモーセがへブル人をエジプトから脱出させたことがすべての始まりとなります。その後シナイ山にて唯一神となるヤハウェと契約を結びます。

紀元前1020年頃にヘブライ王国が誕生すると400年ものあいだ平穏な国家運営が続きますが、やがてイスラエル王国とユダ王国に分裂します。その後ユダ王国は新バビロニアに滅ぼされてしまい、バビロニアのもとで大胆な宗教改革が行われイスラエル民族の新たなアイデンティティが確立されるようになります。

同宗教を信仰するユダヤ人は苦難と波乱に満ちた人生を送ってきたと言っても過言ではありません。エジプトにおける400年の苦役はもちろんイスラエル王国の分裂、バビロンでの捕囚、さらにキリスト教徒からの迫害などさまざまな苦難の道を乗り越えてきました。

また、もっとも忘れてはならないのが第二次世界大戦期に起きたナチス・ドイツによるホロコーストでしょう。このように苦難の道を歩んできたユダヤの教徒、ユダヤ人ですがイエスキリストが現れたときにはメシアと信じることができずに処刑してしまいます。今でも同宗教ではキリストを認めておらず、新たなメシアの誕生を待ち望んでいるのです。

ユダヤ教の特徴

ユダヤ教では教育こそが自分の身を守る手段であると考えています。国を守るためには兵器や兵士を充実させるのではなく子供に良い教育を受けさせることだと考えていますし、教育こそが身を守る最善の手段であると考えています。この考え方こそ同宗教最大の特徴であるとも言えるでしょう。

ユダヤ人に頭のいい人が多いと言われるのは教育を重視しているからではないでしょうか。実際にユダヤ教徒は子供を良い学校に入れるためなら借金することは当たり前と考えていますし、非常に教育熱心であることも知られています。

他の宗教でありがちな死後の世界を否定しています。否定しているというよりは存在しないと考えており、最後の審判において生前善行を成し遂げたものは永遠の魂を、悪行を重ねたものは地獄に落ちるとされています。また、労働については神聖な行為であると捉えられ週に一度の安息日を設置することも重視されています。

安息日には働いてはならず自分自身のことを見つめなおす時間に使います。性衝動や性行為について禁忌、嫌悪している宗教も多い中同宗教では悪としておらずむしろ自然なものと考えています。また、快楽を伴わない性行為は罪とされているのも特徴的と言えるでしょう。

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