規律が厳しいジャイナ教

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ジャイナ教は現在もインド国内に多くの信者がいる宗教でヴァルダマーナが一番最初に始めた宗教です。ヴァルダマーナは30歳で出家し苦行を行って悟りを開いた人物です。ジャイナ教の一番の特徴は徹底した「苦行・禁欲主義」を現在でも貫いているところです。身体を痛めつける事によって自らの精神を高めようとしたり、感性的欲望を遮断して自分を高めながら修行をしていきます。仏教は世界中に広まりましたが、ジャイナ教はインド以外にはほどんど広まりませんでした。しかしインド国内では広く知られるようになり2500年の歴史があります。現在でも多くの信徒数がいて各方面で影響力があります。

ジャイナ教はジナ教とも言われていますが、ジナとは「煩悩にうち勝った勝利者」、「自己と欲望の征服者」という意味があり現在もこの教えに従って厳しい環境の中で生活をしています。同時期に発生した仏教の教えと似ている部分がたくさんあります。悟りを開いた。ヴァルダマーナは以後30年間遊行しながら自分の教えを説き広めていき多くの信者を獲得していきました。72歳でパータリプトラ近郊で生涯を閉じました。ヴァルダマーナはバラモン教とは正反対の教えを広めていき、合理主義的な立場から独自の教理・学説をうち立てていきました。

現在でもヴァルダマーナの教えは受け継がれていて、不殺生・真実語・不盗・不淫・無所有の五大戒律の厳守を求められます。現在のインドで五大戒律の厳守を求められるのはとても大変なことですが、一般的な生活をしながらも五大戒律の厳守をして禁欲的な生活をしています。五大戒律の中でも最も厳しく戒めるのが殺生です。ジャイナ教の教えはあらゆる生物を大切にしなければいけないという教えがあり虫であっても殺してはいけません。そのため万が一虫を吸い込んでしまったら大変なことになるのでマスクをしながら生活しています。虫を殺してしまってはいけないので、職業も制限されていて、農業や虫を踏んでしまいそうな職業には就くことができないと言われています。現在では商業関係や金融関係の職業に従事する信者が多いようです。

商業に従事する信者が多かったということもあって商才があった者は多くの富を得ることになります。それが昔から伝わってきた豪華な寺院の建設へと繋がっていきました。現在でも大きな寺院がたくさんあって豪華に装飾されています。今日では、インドで0.4%の信者が、税金の24%を納めているという統計もあるほど五大戒律の厳守を求められた結果インドの経済に大きな影響力を持つようになりました。

ジャイナ教

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