東方典礼カトリック教会

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

一言に東方典礼と言ってもとても幅が広く、種々の言語の典礼文と儀式を時代の流れに沿って行われてきました。そのために言語文化圏によって独自の典礼様式が形成されてきた歴史があります。

この場合、世界的に有名な歴史ある典礼としてエジプトのコプト典礼とエチオピアの典礼、アンティオキアを中心とするシリア語系の典礼、コンスタンティノープルを中心とするビザンティン典礼などが代表的な東方典礼と言われています。それとは反対に、ローマをはじめとして北西アフリカやガリアなどに広まったラテン語の典礼を西方典礼と呼ばれています。この東方典礼と西方典礼の二つの間では、教典に対する考え方や特徴が大きく異なります。ここで紹介する「東方典礼カトリック教会」は、東方典礼の考えを持ち続けて、現在も活動をしています。

東方典礼カトリック教会の信仰は、正教会などで使用している典礼を基に行われます。別名がたくさんあり、ユニア教会、ユニエート教会、などとも呼ばれているので、世界中で様々な呼び方があります。世界中に、カトリック系の宗教は広まっているのですが、そのなかでも、現在でも多くの信者が、熱心に活動をしていることで東方典礼カトリック教会正教会は知られています。

この宗教の歴史は、近世以降、正教会などでウクライナやトランシルヴァニアを中心にローマ教皇の支配を認めてきましたが、この教会から離れて活動する者が出てくるようになりました。このなかで派生してきた宗教が東方典礼カトリック教会正教会にあたるのです。特に、ウクライナには巨大な大聖堂もあるほど大きな勢力で活動をしています。この活動は、ローマ・カトリックの信仰の強いポーランド・リトアニア共和国の政治的、文化的影響が非常に強い特徴があります。ときには正教会から「裏切り者」と言われてきたこともありましたが、それでも自分たちの信仰を信じて現在まで活動をおこなっています。

近代以降、北アメリカや西ヨーロッパにも移民者が布教したことで、方々に広まり、典礼は東方典礼を中心として活動をしています。規模は、とても大きくて世界に2億の信徒がいると言われています。典礼用語としては、古代ギリシア語、古代スラブ語、アラビア語、ルーマニア語などを使用していますが、その国の言語を使用しながら活動をしているのです。これらの他にも聖人暦を持ち、司祭の妻帯を認めることも、この宗教ならではの特徴となっています。

教会

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です