日本に信者も多い仏教

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仏教とはどんな宗教なのか

仏教

仏教の概要

仏教は日本にも大勢の信徒がいる宗教として知られています。釈迦を開祖とする宗教であり、キリスト教やイスラム教と並んで信徒数の多い宗教です。輪廻と解脱の考えに基づいた世界観を持っており、修行によって苦しみから抜け出す、解脱することが初期では目的と定められていました。

仏教徒の総数は約5億人と言われており、もっとも多いのは中国と言われています。ほかにもカンボジアやタイ、ビルマ、ブータン、スリランカ、日本、台湾、シンガポールといった国々でも仏の教えを信仰する信徒は大勢います。

一口に仏教と言っても複数の宗派が存在します。アビダルマ教とも呼ばれる宗派や大乗仏教、密教などが代表的で、密教については日本の漫画やアニメなどでも紹介されたりすることが多いためご存じの方も多いでしょう。

仏教を伝統的に信仰してきた国を大別するとサンスクリット語圏やパーリ語圏、漢訳圏、チベット語圏の四つに分けることができます。サンスクリットがネパールやインド、パーリ語圏がタイやビルマ、漢訳が中国や日本、ベトナム、チベット語圏がチベット民族、モンゴル系民族などとなります。東アジアにおいて、もっとも信徒比率が高いのはモンゴルと日本となります。

仏教の歴史

仏教は非常に長い歴史を持つ宗教の一つであり、それぞれの宗派によって時代区分があります。原始と部派、大乗の三つに分けることができるのですが、原始は約2500年前に釈迦がガンジス川で提唱して誕生したと言われています。

釈迦が死亡したあとに彼が残した言葉を僧侶たちが集めましたが、これが俗にいう三蔵の結集です。仏典は口伝によって伝承されていきましたが、やがて文字化されることになります。経、律、論と分類し聖典の編纂会議も開かれました。

仏滅から100年ほどが経ったとき、釈迦の教えに対する解釈もいろいろな意見が出るようになりました。そのため、再び釈迦の教えを検討し解釈を編纂する作業に入ったのですがこれが第二回三蔵の結集となります。紀元前後には大乗の教えが発生し急速なスピードで広がりを見せていきます。

アフガニスタンから中央アジア、中国、日本、韓国にも伝わっていきます。これが北伝と呼ばれるものです。現代ではシルクロードが単に遺跡を残すのみとなってしまったことからも分かるように、仏の教えを国教とした国のほとんどは滅亡しています。世界三大宗教の一つと言われながらこの宗教を主要宗教として位置づけている国は少ないのです。

仏教の特徴

仏教ではあらゆるものはそれ自体として実体を持っていない、とする考えを基本としています。「空」と呼ばれる考え方で、形あるものすべては実体を持っていないとしています。また、生きることから発生する苦から解放されるためには真理について知る必要があり、これを深く理解する必要があるとされています。

それによって悟りを開くことができ、それを実現するために出家や修行を推奨します。これが「八正道」と呼ばれる教えです。また、釈迦が悟りを開いたプロセスを説明するためにまとめた方法論が四諦と呼ばれるものです。

苦という真理を表す苦諦、苦の原因という真理の集諦、苦の滅という真理の滅諦、苦の滅を実現する道という真理の道諦に分けられます。また、仏の教えによる三つの根本思想とされているのが三方印です。諸行無常、諸法無我、一切行苦が原型と言われています。

また、この宗教では現代の新興宗教でありがちな「私を信じないと救われない、地獄に落ちる」といった言説はまったくしていませんし、死後の世界よりいま生きている世界での実務的解決を重視していたという特徴があります。苦悩は執着によって起きる、八正道を実践すれば解決するという非常に実践的かつ明確な宗教なのです。

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